フランス買い付け完了しました

Bonjour 皆さん!

おかげ様で買い付けは完了し、全ての品を無事倉庫に運び入れることができました。

倉庫・梱包業者には、個別写真付きのアイテム一覧を最後に渡します。一覧を整理し共有することで、コンテナへの積み込み漏れやいわれない未達クレームなどのトラブルを防ぐことができるのです。

帰国後に作る通関用資料のベースにもなりますので、誤りがあると大きな問題に結びつく可能性もあります。ということで、実は帰国間際は一生懸命デスクワークもしております。

フランスに到着してから一ヶ月近い時間が経ち、Ventoux山の頂に積もる雪もかなり増えました。増えた、と表現しましたが、Ventoux山の頂上付近は石灰岩がむき出しになっており一年を通して白色に見えますので、フランス到着時に見た白い頂上は雪化粧ではなかった可能性もあります。現在白く見えているのは間違いなく雪ですね!

雪を頂くVentoux山

昨日は夕焼に染まる美しい町を部屋から見ることができました。美しくはありますが、少しもの哀しくもある風景を見て、プロヴァンスがお別れを言っているかのように感じました。

この町を離れるのは、とても寂しいです。早朝コンドミニアムを出て遅く帰る日々でしたので滞在時間はさほど長くはなかったのですが、プロヴァンスの美しい風景に囲まれ、まるで夢の中にいるようでした。

夕焼けに染まるプロヴァンスの町

この町に滞在するのは今回の買い付けで2度目です。環境は素晴らしく快適ではあるのですが、難点は高速のICから遠いこと。毎日のように高速を利用しあちこち飛び回る買い付けには少し不便な場所なのです。

今後は移動に便利な場所に拠点を構えることも検討しなければならないでしょう。過去にはモーテルを転々としていた時期もありましたが、移動には便利でも、買い付け品の一時保管など別な面で苦労します。滞在先検討は、次回買い付け前に解決しなければならない大きな課題になりそうです。

バンのメーターを確認すると、今回の走行距離は約4,200kmにもなっていました。日本では年間10,000kmくらい走っていますので、その半分弱です。事故も故障も無く、無事に買い付けが完了したことを感謝するばかりです。

今回も出会いがたくさんありました。一人の方との新しい出会いがその知り合いの方々との出会いにつながり、一気に知り合いの輪が広がります。普段はフランス人ディーラーから輪が広がるのですが、今回は珍しくアメリカ人の方が起点になりました。

南仏のアンティークディーラーたち

アメリカの大学を卒業した奥様の英会話力はネイティブレベルです。とあるアンティークショップで、単身プロヴァンスに移住しアメリカへのアンティーク輸出や買い付け代行を手掛けるアメリカ人女性の方と出会い、意気投合。その後、信頼のおける本格派アンティークディーラーを何人か紹介してもらいました。

写真向かって左から奥様、そのアメリカ人女性、アンティーク”doreur”の方、その右のお二方は、大きな路面店を持たれているアンティークディーラーです。お二方とも過去に何度かアンティークフェアー等で見かけたことがありました。世界は狭いものです(特にアンティーク界は)。

“doreur”とは金箔師,金めっき工のことです。
他に”dorurier”、”doratier”などとも呼ばれます。
ちなみに、フランス語で金色は”doré”、金(きん)は”or”です。

doreur(金箔師)のMaëlが鏡を作っているところ。

doreurのMaëlはレストアだけではなく、ゴールド系アンティークの販売も行っています。積極的かつ前向きな性格で「本物」へのこだわりが強い方ですので、これから長くお付き合いすることになりそうです。今回は彼からゴールドのミラー2点を購入しました。上の写真は、劣化していた鏡面を作り直してもらっているところです。

お店との新しい出会いもありました。プロヴァンスの伝統手芸であるブティ“Boutis”や、精緻なデザインのレースなどを専門に扱う本格派ののアンティークファブリック店です。棚や引出をあさると、あっと驚くお宝が続々出てくる玉手箱のようなお店です。

また、代々続く店のオーナーの方はとても博識で、アンティークファブリックに関する知識・情報をたくさん仕入れることができます。買い付け時に必ず訪れる店リストに加わりました。

このファブリック店も知り合いのディーラーから紹介してもらいました。仲間の輪が大きければ大きいほど入手できる情報は多くなります。フランスでの人的ネットワーク作りはアンティーク買い付けになくてはならない重要な活動なのです。

プロヴァンスのアンティークファブリック店

堅苦しい話が続きましたので、最後に私がとてもフランスらしいと感じる写真を一枚。先日、マルセイユのとあるビル1Fの入り口で撮影した郵便受けです。

マルセイユのビルにある郵便受け

みなてんでばらばら、設置位置も適当なのですが、なぜか計算され尽くしたアート作品のように見えます。人と同じはイヤ、人に合わせるのはイヤ、というフランス人ならではの自己主張が昇華した作品のように感じるのは私だけでしょうか。

それでは皆様、次回の買い付けでまたお会いしましょう、Au revoir !

Raphaël

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