規模の大きなアンティークフェアでの買い付けが続いています。本日はその中でも一番成果が期待できるフェアに行ってきました。
会場はコンドミニアムから車で一時間以内と近場なので朝は比較的ゆっくり目でしたが、それでも5時頃には起きぬけの腫れた顔でバンに乗って出発です。
現地の駐車場には6時に到着。
開門は8時なのですが、駐車場の良い場所をキープするために、早めに到着するようにしています。購入した家具などは台車を使い自分で車まで運ぶのですが、売り手の各ブースから車まではそれなりの距離がありますので、時間内に効率よく積み込みを行うためにできるだけ搬出口に近い場所に駐車することがとても大事なのです。
開門時間まではバイヤーだけではなく、売り手ディーラーも会場の中に入ることはできません。開門時間直前には、千人を超える規模の人々が今か今かと開門を待っています。開場時間にアナウンスと同時に門が開けられると人々が大きな歓声とともに一斉に開場の中になだれこみ、そこからお昼頃まで数時間の闘いが繰り広げられることとなるのです。
時間に限りがありライバルの多いアンティークフェアでは、最初の1時間が勝負の分かれ目です。アンティークは基本的に一点物ですので、人気のある希少な品を入手するために、激しい競争が繰り広げられます。まさに「早い者勝ち」の世界ですので、特に開場直後は、ほとんど走っているような状態になります。購入した商品を車まで運ぶ作業でもかなり時間がかかりますので(本日はバンまで6往復くらいしたでしょうか)、時間的な制約も大きいのです。
これ以上はバンに積めないと判断した時点で購入作業を終了し、バンへの運搬&積み込み作業に入ります。本日は一番の課題にしていたチェストやアルモワールなどの大きめの箱物家具を4つほど仕入れることができ、成果多い仕入になりました。
会場内や買い付け風景を撮影する時間がありませんでしたので、とりあえずこれまで買い付けた商品のうち、滞在場所の居室と庭に保管しているアンティークやブロカント品の一部の写真をアップします。
滞在場所に一時保管している品は、最終的に契約倉庫(この倉庫では、商品の梱包と海上コンテナへのローディングもしていただいています)に運び入れます。いろいろな事情があり今回は滞在場所に多く保管することになりましたが、買い付け場所から直接倉庫に持っていくケースの方が多いです。
この倉庫内にはコンテナが設置されており、買い付け期間中はこの中に商品を積み込んでいきます。このコンテナで海上輸送するわけではありませんが、輸送に利用するコンテナと同じ容量のものです。商品は未梱包の状態ですので最終荷姿よりも容量小さめではありますが、この中に保管していくことにより、おおよその残り仕入可能ボリュームを把握することが可能になります。
さて、ようやく16時間労働が終わりました。本日はランチを食べる時間もありませんでしたので、帰りがけにスーパーでたくさん食料品を買い込み、帰宅しました。ワインと晩御飯だけが楽しみの毎日です。庶民派のものばかりですが、懐かしのフランス食材は疲れを吹き飛ばしてくれます!
そしてワイン、日本では普段手の出ないレベルのワインが比較的リーズナブルな価格で入手できます。それでもやや贅沢気味なこのGigondas、奥様の顔色をうかがいながら買わせていただきました。南仏のワインならではの濃厚さで、美味しかったです。
それではまた!