フランス滞在も残り数日となり、そろそろ帰国準備を開始しました。
新しい企画を一緒に立ち上げる相談をしているディーラーの方とも、昨日締めの打ち合わせを行いました。今後の展開について考えなければいけないことはまだ多くありますが、かなり方向性は定まってきたように思います。
現在滞在しているアパルトマンも残すところあとわずか2泊。最終日は早い時間の帰国便に備えて空港近くのホテルに1泊します。
滞在中のアパルトマンは、イギリス系のサイトでみつけたものです。一日あたりの宿泊費は日本の最安クラスのビジネスホテル以下と格安だったので不安もありましたが、初めて部屋に入った瞬間、その(一見)素敵なプロバンサルインテリアを見て、コスパ最高~♪と奥様は大喜び。
喜びは束の間、少し落ち着いてから家具を一つ一つ見てみると、アンティーク調・アンティーク風の現行品ばかり。低価格で泊まることのできるアパルトマンですので、本物のアンティークを期待するのは酷ですね。とはいえ、プロのアンティーク屋としては少し残念!
壁や床は建物と同じ年代の古いモノもありますので、トータルなイメージはもちろん悪くないです。(当家も一瞬感動しました)
アンティーク調・アンティーク風の物を否定するわけではありませんし、(フランスでもその類の商品が多く売られていて、皆さん気軽に利用しています)、コストや手間をかけずにアンティークテイストを楽しむ一つの方法ではあると思います。
しかし、本当に古い物から伝わってくるエネルギー、深さ、美しさ、重厚さは全くの別物。これからもプロのアンティーク屋として本物にこだわり、大事にしていきたい、と改めて思いました。