プロヴァンスの癒される風景

Bonjour皆さん!
素敵なフランスアンティークを求めて日々西へ東へ走り回っています。

フランス買い付けでは大きな蚤の市やプロ向けアンティークフェアー、知り合いのディーラー宅などを目指してかなり遠い町まで行きますので、一日6時間以上運転するということもザラにあります、というかほぼ毎日そのような状況です。

買い付けや運転の疲れを癒してくれるのはやはりプロヴァンスの素晴らしい自然。本日は雄大で美しい南仏プロヴァンスの美しい自然の写真を何枚かアップします。いずれもバンでの移動や買い付けの合間などに撮影したものです。

朝は日の出前に家を出ることがほとんどなのですが、しばらく走って空がうっすら明るくなり始める頃、かなりの確率で美しい朝焼けを見ることができます。

フランスの朝焼け
プロヴァンスの朝焼け

朝焼けだけではなく、南仏では美しい夕焼けを見ることも多くあります。朝焼け、夕焼けの印象が強いのは、曇りの日が少ないからなのでしょうか?あるいは空の広い素晴らしい景色と一体になり、美しさが際立っているため記憶に残りやすいのかもしれません。「焼け」マニアの自分としては嬉しい限りです!

次の写真はヴァントゥー山と夕焼けです。

ヴァントゥー(Ventoux)山と夕焼け

朝早い時間帯に山の中腹など標高が高い場所を車で走っていると、朝もやが下の方に見えることがよくあります。大地に広がる朝もやは神秘的で荘厳な雰囲気があり、見ていると疲れた頭と身体がすきっとします。

朝もやは、大気中の水蒸気が夜間の冷気で地上付近に沈み、夜明けの太陽光で地表が暖められることによって発生します。一般的な「南仏らしいイメージ」ではないかもしれませんが、特に秋冬は日中と夜間の寒暖差が激しいプロヴァンスならではの景色とも言えます。

前述の通り、秋冬のプロヴァンスは日中と夜間の寒暖差が激しいです。コートダジュールなど地中海沿岸はさほどでもありませんが、VaucluseやAlpes de Haute Provence地域など内陸ではかなり気温差があります。早朝は車のガラスに厚い霜がびっしり付くほど気温が低くても、日中は半袖で大丈夫と感じる(私の体感ですが)ほど気温が上がる、ということもあります。旅行などの際には、服装選びに気を付けてください。

朝もやが漂う南仏の森

南仏では、石灰岩が雨などに浸食されてできたカルスト地形が多く見られます。サント・ヴィクトワール山などが有名ですね。あくまでも自分の感覚ですが、特に地中海に近づくほど多くなるように思います。

フランス買い付けの際、マルセイユ到着後に空港の到着ロビーから石灰岩の切り立った崖を見て、南仏に帰ってきたことをしみじみ実感するほど、自分にとって南仏を感じさせる風景の一つです。運転途中に見かける石灰岩の山並みはどれも独特の雰囲気を醸し出していて、目を楽しませてくれます。

南仏のカルスト地形
プロヴァンスの村と切り立った石灰岩の崖
フランスの石灰岩の山

昨日は目指した蚤の市が予想外の小規模で肩透かしを食いましたが、素晴らしい自然が淀んだ気持ちを癒してくれました。

これから数日ビッグフェアーなどが続くため、次回のフランス買い付け紀行アップまで少しお時間をいただくことになるかもしれませんが、楽しみにお待ちください!

タイトルとURLをコピーしました