Bonjour 皆さん!
予定通り春のフランスにやってまいりました。今は4月下旬。直前の買い付けから2ヶ月後の再渡仏という超過密スケジュールです。
実は当初目指していたのはさらに早い4月頭の渡仏でした。前回の買い付から帰国したのは2月末でしたので、実現できていればほぼ1ヵ月後というタイミング。さすがに無理がありましたね、それは。
なんだかんだ準備に時間がかかり渡仏が4月下旬になってしまった次第です。 「4月版」というタイトルではありますが、プロヴァンス滞在はGW後半頃まで続きます。
4月の買い付けについては前シーズンの投稿で何度かお伝えしていますので、今シーズンは買い付けアナウンスをスキップしてフランス到着のご報告からスタートします。
![飛行機の機内から見える雪をかぶった富士山](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-10.jpg)
今回はなかなか縁起の良い渡仏フライトとなりました。離陸後しばらくして富士山が見えたのです。頑張れよ、と見送ってくれているかのようでした。まあ、私だけでなく機内の皆さんが見ているのですが、そういうことにしておきましょう。思ったが勝ちです。
通常は成田空港を出てすぐに北上するので富士山は見えないのですが、今回はそこそこ西に飛んでから北上したようです。フランス行きの旅立ちフライトで見るのは初めて。新幹線の中から見えたときのように嬉しいものです。富士山でここまで気持ちが上がるのは私くらいでしょうか。
4月でもかなり冠雪しているのですね。東京を離れて何年か経つので富士山の季節感をすっかり忘れてしまいました。
それではフランス到着のご報告は恒例の相棒紹介からスタートしましょう。
![買い付けで使用するバン、Mercedes Vito。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-2.jpg)
今回、買い付けの苦楽を共にしてもらうのはメルセデス Vitoです。恐らく日本では販売されていないモデル。今後ポーターの方々に倉庫まで大物家具を運んでもらうことになりましたので、気楽に運転できるスモールサイズです。これで買い付けのストレスが一つ減りました。
万一に備えて従来通りの大型バンをレンタルすることも考えましたが、小型のものはレンタル代が数十パーセント安いのです。燃費も相当良くなるはずです。ヨーロッパは高速代が驚くほど安いのですが、ガス代は日本と同レベル。今回からコストに上乗せされるポーター代を少しでも回収せねば!という背景もあり、このバンを選びました。
小ぶりですが、かなりパワーがあります。荷室も意外と広く、巨大アルモワールは無理でもテーブルやチェスト数個であれば余裕で積むことができるでしょう。フェアー以外の買い付け場所ではそれなりに活躍してくれるのではないかと思います。
それに何と言ってもベンツ!メルセデスのバンをレンタルするのは初めてではありませんが、やはり後光が差して見えます(ヨーロッパでは日本ほどステータスありませんが汗)。
4月も後半、プロヴァンスには花と新緑が溢れています。まずはいつもの買い付け肩慣らしをしながら、花と新緑を満喫しておきましょう。買い付けの肩慣らしって何?と気になる方は「アンティーク買い付け前の肩慣らし」を参照ください。
ラヴェンダーこそまだ咲いていませんが、この時期はいたるところで藤やモッコウバラなどのツル性の花が咲き誇っており、まるで絵画の中に居るよう。
![壁の上に咲き誇る藤の花](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-13.jpg)
町を歩く人の数も増えています。下の写真はソルグ川の上にかかる橋の上で新緑を楽しむ二人連れの女性。冬はこの席が封鎖されていたような気がします。
![ソルグ川の上にかかった橋の上にあるカフェ席で飲食をする二人の女性](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-3.jpg)
もう少し町を歩いてみましょう。
今日はマルシェの日。数多くの屋台が町に出ています。
![プロヴァンスのマルシェ。ニンニク、トマトの屋台。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-6.jpg)
![プロヴァンスのマルシェ。チーズの屋台。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-8.jpg)
![プロヴァンスのマルシェ。フルーツの屋台。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-7.jpg)
マルシェについては、「南仏のマルシェ」で詳しく紹介していますので、ご興味ありましたらアクセスしてみてください。
ツヤツヤピカピカの美しいクラシックカーを発見!プジョーの戦後初モデル、203ベルリーヌです。いわゆる高級車ではないのですが、きちんとメンテナンスされているレトロな車は存在感があり、ハッと目を惹きます。
![プロヴァンスの町で見かけたPeugeot 203。ピカピカ光って良い状態。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-4.jpg)
後ろから視線を感じ振り返ってみるとそこには、、、
![](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-5.jpg)
可愛いシェパードがじっとこちらを見ていました。シェパードの正式な犬種名はジャーマン・シェパード。「ドイツの牧羊犬」という意味ですが、牧羊犬であったことは無いそうです、ホンマかいな。
日本では以前ほどシェパードを見かけなくなったような気がしますが、フランスではまだまだ人気の犬種。そういえば「人里離れたアンティークショップへ」のアンティークショップにシェパードが居ました。居ましたと言っても勝手に居ついているのではなく飼い犬です。って言わなくてもわかりますよね。強面ですが、Princesseという名前のイメージ通り優しい子。また会いに行こうかな。
町を一通り歩いたのち、情報交換がてら友人ディーラーとランチしてきました。このブログでも何度かご紹介しているMaëlです。
もちろんランチの会話はビジネスがメイン。だれそれがどこに店を出した、あれはあそこに行けば手に入る、今度はこういう方法でやりとりしようよ、などなど。有意義なひと時でした。
フランス買い付けにトライされようとしている方は、ぜひお友達をたくさん作りネットワークを広げていってくださいね。必ず良いことがありますよ。
ランチのメインは本日のお勧めから選んだSteak frites。フランスやベルギーでポピュラーなメニュー、ステーキのフライドポテト添えです。肉が分厚いので、食べ応え抜群!
![Maëlと食べたsteak frites](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-15.jpg)
フランスのステーキ肉は安くて美味しいので、滞在中はコンドミニアムの自炊メニューによく登場します。和牛も美味しく好きなのですが、値段がいま一つ私のお財布と相性が良くないようです(汗)
せっかくの外食なのでもちろんデザートも。
![友人ディーラーのMaëlとカフェの屋外席でランチをしているところ。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-16.jpg)
オードブルこそありませんが、ステック&フリット、ワイン、デザート、コーヒーで十分満足!気軽にこのような食事ができるフランスに感謝です。
夜はマルシェの戦利品で質素なディナー。もう4月下旬なのでカバイヨンのメロンも美味しく熟していました。
![プロヴァンスのマルシェで買った品々。](https://www.france-antique.com/wp-content/uploads/2022/01/43-1.jpg)
明日からまた戦いが始まりますので早めにベッドに入ります。
それではまた近いうちにお会いしましょう、à bientôt !
Raphaël